セントルイス
日本語教室
St.Louis Japanese Language School

皆様にお知らせ
令和5年度開始のご挨拶
【小さな一歩は大きな未来】
校長 マクレアー 典子
令和5年度が開始されました。本年度は新入学生と転入生23名を迎えて入学式を行いました。
昨年はコロナ禍により入学式場への人数制限がありましたが、本年はその制限も解除となり、マスク着用に関しては個人の判断に委ね、コロナ禍以前のように入学式を行うことができたのは、何よりも喜ばしいことでした。
日本語教室では毎年、学校方針を掲げています。本年度は【小さな一歩は大きな未来】です。
人は誰でも、生まれてきた時は、歩くことが出来ません。ハイハイをしたり、つかまり立ちをして、転んだり、倒れたりして、歩くことを学んで行きます。そして一歩、歩けるようになると、次の一歩を進むのが嬉しくなり、更に歩くことができるようになります。このように、赤ちゃんの時は、歩くことが目的ですが、だんだん、大きくなると、それ自体が目的ではなく、もっと別の大きな人生の計画を意識できるようになります。その時に歩みだす一歩こそ、将来の大きな未来につながり、自分の希望や願いが叶えられると思います。生徒の皆さんには、まず自分は何をしたいか、何を目標にするのか考えて、令和5年度の最初の第一歩を踏み出してもらいたいと願います。
日本語教室に於いて日本文化に触れ、日本の習慣を身に付け、日本の行事を楽しんでもらうことは重要なことです。それと同様に、児童・生徒にとっては、毎週土曜日に学校に通い、家庭でも日本語を話し、本を読み、作文を書き、日本語学習の段階を上げてゆくことも必須です。そのように聞くと大変そうに思えるかも知れませんが、ひとつ、ひとつのハードルを乗り越えてゆく喜びと嬉しさ、知識の広がり、友だち同士の触れ合い等、良い面が沢山あり、セントルイス日本語教室は日本語教育に於いては掛け替えのない場所になっております。
日本語教室は保護者の皆さんで創り上げている学校です。今後とも保護者の皆様、そして地域の皆様の ご支援をよろしくお願いいたします。
以上を令和5年度幕開けのご挨拶とさせていただきます。